開店祝い
知人、それがお世話になった方々への開店祝いの場合、やはり鉢植えを花屋さんから届けてもらうことが多い。それには理由がる。まず開店したばかりのお店を飾りつけていただくにもその場の雰囲気に合致しなかった場合、意にそぐわないのに店先に置かなければならないという先さまへの負担を慮っている。つまり気に入らなければ家にでも飾ってもらえば良いのだから。私の場合は色に好みがあることを考慮して、なるたけ白を基調としたものを選び、開店当初の清潔感や新鮮感を妨げないように配慮している。
後輩や親しい友達への開店祝いは、必ずといってよいほど金一封、つまり祝い金にしている。それがどんな商売であれ開店当初から黒字、否採算がとれるとは思えないから、何といっても有り難がられるのは「お金」だと確信している。
先日、取引先の結構な地位に就いておられる方へ開店祝いを贈答した。彼は何と小さいながらも新社屋まで用意されていた。その社屋を思い浮かべた。表通りから階段を数段登って自動ドアが開いたら、そこにあるのはデスクと内線に通じる電話機。
そのデスクにいつまでも会社のイメージを象徴するような何かがあれば…。
その時、すでに贈答品は決まっていた。それはブリザードフラワーの胡蝶蘭でした。

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